各部門インタビュー ファンタジーコミック部門

「自分の世界」を「皆の心」に!
ファンタジーコミック部門とは?

2001年に創業され、これまで「ARIA」「曇天に笑う」、そして間もなくTVアニメが放送開始となる「魔法使いの嫁」といったファンタジー作品を世に送り出してきた漫画専門の出版社「マッグガーデン」。本コンテストでは「ファンタジーコミック部門」を募集しているが、ファンタジーと一口にいっても様々…。そこで、その内容をより掘り下げるべくマッグガーデン取締役社長・飯田義弘にインタビューを敢行!作品作りのヒントがあるかも!?

なぜ、今「ファンタジー」なのか?

ではまず、なぜ今回「ファンタジーコミック部門」としたのでしょうか?

もともとマッグガーデンはファンタジーコミックに強みのある出版社なのですが、2017年10月よりTVアニメーションが放送開始になる「魔法使いの嫁」を始めとして、近年ファンタジーコミックのヒットが続いています。

当初はジャンル無制限での募集も検討したのですが、より強くファンタジーコミックが求められている今、新たなファンタジーの描き手を広く募集したいと考え「ファンタジーコミック部門」とさせて頂きました。

では、そこからさらに掘り下げて「3つの世界観×テーマ」としたのはなぜでしょうか?

「ファンタジー」というと王道の「剣と魔法の世界」が浮かびやすいですが、実際にはその守備範囲はとても広く、自由な発想で作品を作ることが出来るんだということをまず伝えたかったのです。世界観とテーマを掛け合わせることで着想のきっかけになれば、という思いもあります。

世の中には多くの「ファンタジー」がありますが、マッグガーデンが重視する「ファンタジー」はどのようなものでしょうか?

ファンタジーコミックを読むということは(小説や映画やアニメーションでも同じですが)現実に生きている上では遭遇できない感動や刺激を求めているという部分が大きいと思います。ファンタジーには、読者のその期待に応えてほしいですね。

求める作品像、クリエイターに大事にしてもらいたいものは?

今回マンガ賞としては中々類を見ない規模ですが、前述のテーマ以外の部分でこれまでのマンガ賞とは大きく違う点はございますか?

一つはこの部門だけではありませんが、「大賞受賞作はアニメになる!」という点ですね。自分の作った世界、生み出したキャラクターに色や音や動きが加えられることをイメージして、高揚感を抱きながらマンガを描いて頂けたら、素晴らしい作品が生まれるのではないかと期待しています。

二つ目に、ヒットメーカーである3人のマンガ家が特別審査員であること。天野こずえ先生、唐々煙先生、ヤマザキコレ先生の3人が揃うのは初めてのことです。3人もの現役のマンガ家に自分の作品を読んでもらう機会はなかなかないですし、先生方に挑戦するつもりで作品を送ってほしいと思います。

大賞作はアニメ化、さらに特別審査員3名の漫画家が既に描かれた作品がアニメ化されていることも考えると、そういった視点での審査も期待してしまいますね。では、本コンテストではどのような作品の応募に期待していますか?

作者の熱量や作品への愛情が画面から伝わってくるようなマンガです。そんな作品が、数多く寄せられることに期待しています。

これまで多くのマンガを審査されてきて、やはり常にそういった点を大事にして審査されているのでしょうか?

そうですね。加えて実際の審査の過程においては、作品そのものの評価と描き手の将来性、必ず両方を見るようにしています。応募作が荒削りでも、作者の才能を評価して選考することはよくありますし、審査する人間はそれを見逃してはいけないと思います。

逆に応募者には「これを大事にしてもらいたい」というものはありますか?

自分が好きなもの。
自分がいろいろな作品に触れてきて好きだったもの、これが大好きだったから今自分はマンガを描いているんだと思えるようなもの、そしてもちろん今大好きなもの。好きなものを思い切り詰め込んだ作品は、たとえ拙くても魅力的です。

なるほど…。では、編集者としての経験から、「マンガ家になる人、なれる人」の共通点はありますか?

マンガ家になりたい人より、マンガを描きたい人。
とにかくマンガを描くことが好きな人。
マンガを描かずにいられない人。
そういう方々はマンガ家になり、マンガ家でい続けられることが多いと思います。

本コンテストは「次世代クリエイターコンテスト」と銘打っていますが、マッグガーデンとして「次世代」への展望はどのように考えていますか?

今は作品発表の場としてWebがあります。Webは発表する作品数やページ数に制約がありません。そして、雑誌にカラーがあるように作品の傾向を揃える必要もあまりありません。ですから、要望の多いファンタジーコミックを中心に、様々なジャンルの作品を送り出し、ラインナップをより拡充していきたいと思っています。

それでは最後に、応募者の方へメッセージをお願いします。

編集者のもっとも幸せな瞬間の一つは、新しい才能との出会いです。審査員一同、この「BIGSHIP」を通して、あなたの才能と出会えることを心から楽しみにしております!

ありがとうございました。

ファンタジーコミック部門の
募集要項はこちら!

ファンタジーコミック部門 株式会社マッグガーデン

2001年設立。コミックを中心にノベル、アニメーション関連書籍などを刊行する出版社。

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