特別審査員に訊く! 本広克行監督へ10の質問

実写もアニメも
すべては観客を楽しませること

実写作品だけでなくアニメ作品も手掛けるなど、マルチに活躍する映画監督・本広克行氏に10の質問にお答えいただきました!実写とアニメを横断する映像作品の核に迫ります!

1. 映像業界を目指したきっかけはなんですか?

学生の頃、交通事故に遭って危うく死にかけたことがあります。そのとき、いつかは必ず死ぬのだから、生きている間に好きな事をやろうと思い立ち、好きだった映画の道を志して上京しました。

2. 実写映画を多く手掛けてきた本広克行監督ですが、アニメに関わることになったきっかけはなんですか?

元プロダクション I.Gの和田丈嗣プロデューサー(現:WIT STUDIO代表)から当時、現代版のパトレイバーを企画しようと声を掛けてもらい、「PSYCHO-PASS サイコパス」を一緒に立ち上げたことがきっかけです。

3. 実写とアニメ制作の大きな違いはどんなところでしょうか?

記号的な省略の美学がアニメの特徴ですね。どんな映像であっても必ず演出が介在しているのがアニメです。実写は感情のデリケートな表現が得意で、役者の演技が演出意図を超えてくる事があったりします。そうした偶発性の妙が、実写の特徴です。

4. 一番影響を受けた作品はなんですか?(映画、アニメ、漫画、小説問わず)

押井守監督の「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」(1984)です。

5. タテアニメ部門では再生時間が「3分以内」という制約が付いています。短い映像作品を制作するポイントはどういったところでしょうか?

尺の長短を問わず、映像作品を制作するポイントは「どう締めくくるか」です。

6. 横の画面ではなく、縦の画面で映像作品を作る際のポイントなどあれば教えて下さい?

縦の構図を意識すること。上下の動きをうまく活かすこと。高層ビルや狭い路地などを縦に入れ込むと面白い画ができそうですね。

7. フリーテーマの募集となりますが、本広克行監督はどのようなテーマの作品が見たいですか?

エンターテインメントを見せて欲しいと思います。作り手の内面とか心情の吐露ではなく、映像を観てくれるお客さんを楽しませる意図を持った作品を期待しております。

8. 実写・アニメに限らず監督として作品制作で一番大切にされていることを教えて下さい。

観客に意図が伝わっているか。観てくれたお客さんに、どんな感情を惹起できたか。これに尽きます。

9. 応募作品を見る際に一番注目するところはどこですか?

尺の長短を問わず、ストーリーテリングがしっかりしているか。エンターテインメントとして成立しているかを見ます。

10. 最後に応募者の方々に向けてメッセージをお願いいたします。

技術の発達と機材の普及によって映像が気軽に作れるようになり、映像のプロを目指す方にとっては今、様々なチャンスがあります。今回のプロジェクトBIGSHIPもその一つです。この機会をステップアップとして活用し、プロの世界への足掛かりにしてもらいたいと願っております!

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